『Dr.Dre/Compton』レビュー-恐ろしく作り込まれたアルバム




 

About “Dr.Dre”

本名:Andre Romell Young

Dr.Dreと言うアーティスト名は彼の本名(Andreの部分)から来ている。

 

N.W.A.メンバー。

ヒップホップ界の超重要プロデューサー。

主にエミネム、Snoop Doggなどのプロデュースで知られる。

ギャングスタラップを語る上では、避けて通れない人物。

彼の独特のビート(特に高音のうねるようなシンセサイザー)は「West Coast(ウェストコースト)サウンド」と呼ばれる。

 

最近だと、彼がプロデュースしているヘッドフォン『Beats by Dr.Dre』でその名前を知った人も多いかもしれない。




 

【Dr.Dre / Compton】レビュー(review)

アルバム全体として

アルバムを聴く前は、昔のサンプリングも駆使したDreサウンドを期待していたので、最初聴いた時はガラッと作風が変わっていて正直がっかりした。

だが、繰り返しアルバム全体を通して聴いていく内に「このアルバムを作成するのに一体どれだけの時間、労力がかかったのだろう?」と感じるようになった。

 

トラックは、単調な4ループでは無く次から次へと様々なアレンジが展開されていくし、ヘッドフォンをして改めて聴いてみれば良く分るが、アルバム全体を通して細かい所までエディットされているのが良く分る。

左右chへのパンニング、ヴォーカルへのエフェクト処理など・・・かなり細かく作りこまれている。

今までのDr.Dreの曲では聴く事が無かった音が多く使用されている。

おそらく、今までの彼自身のどのアルバムよりも作りこまれているのではないかと個人的には思っている。

 

関連記事:Dr.Dreの名曲、ビートの揺れが大きい曲、個人的オススメ曲を紹介する

 

Track List

01. Intro
02. Talk About It [Feat. King Mez, Justus]
03. Gen***** [Feat. Kendrick Lamar, Marsha Ambrosius, Candice Pillay]
04. It’S All On Me [Feat. Justus, Bj The Chicago Kid]
05. All In A Day’s Work [Feat. Anderson . Paak, Marsha Ambrosius]
06. Darkside/Gone [Feat. King Mez, Kendrick Lamar, Marsha Ambrosius]
07. Loose Cannons [Feat. Xzibit, Cold 187um, Sly Pyper]
08. Issues [Feat. Ice Cube, Anderson .Paak, Dem Jointz]
09. Deep Water [Feat. Kendrick Lamar, Justus, Anderson .Paak]
10. One Shot One K*** [Feat. Snoop Dogg] By Jon Connor
11. Just Another Day [Feat. Asia Bryant] By The Game
12. For The Love Of Money [Feat. Jill Scott, Jon Connor, Anderson .Paak]
13. Satisfaction [Feat. Snoop Dogg, Marsha Ambrosius, King Mez]
14. Animals [Feat. Anderson .Paak]
15. Medicine Man [Feat. Eminem, Candice Pillay, Anderson .Paak]

16.Talking To My Diary




曲ごとに簡単にレビュー

まず、まるで映画のオープニングのような”1.Intro”

そしてそのままの流れで”2.Talk About It”

所々出てくるドラムの左右chへのパンニングが凄い。

 

次に、Kendrick LamarMarsha Ambrosius Candice Pillayがfeaturingされた”3.Gen***** ”

Dr.Dreの名曲、ビートの揺れが大きい曲、個人的オススメ曲を紹介するでも触れているが、ビートの揺れが大きい一曲だ。

スネアにタメを作って(あるいはベースドラムを突っ込み気味に置いて)ビートを揺らしている。

また、ベースの使い方が今までのDreサウンドに無いものだ。

 

JustusBJ The Chicago Kidがfeaturingされた”4.It’s All On Me”

ユッタリしたトラックで、少し歌モノの要素アリ。

 

”5.All In A Day’s Work”

程よくユッタリしたトラックで聴きやすい、と言うか聴いてて疲れない。笑

途中、Dr.Dreが(おそらく)リアリティ番組について批判しているかのようなリリックが聴きとれる。(“No Reality TV talk about….”とラップしている)

 

 

 

(↑Dr.Dre、EAZY-E、Ice-Cube、いずれとも関係は無い画像)

 

“6.Darkside/Gone Feat. King Mez, Kendrick Lamar, Marsha Ambrosius

悪さ漂う音から始まるDarkside

この曲の最後にDreがN.W.A.の元メンバーEAZY-Eの名前を叫んでGoneに繋がる。

 

Goneでは、最初に”EAZY-E,CPT(*1),OG(*2) from the under(other?) side”と(レコードからサンプリングした?)EAZY-Eの声が流れる。

*1・・・COMPTONの省略形

*2・・・Original Gangstaの頭文字

 

タイトルからしてもEAZY-Eへの追悼歌のようにも聴こえる。

ちなみに、Goneの方はビートの揺れが良く分る。

 

こちらもかつてのN.W.A.の元メンバーIce Cube。その他にDem Jointz、Anderson.PAAKが参加している ”8.Issues”

N.W.A/Straight Outta Compton

 

トラックがハードな感じで格好良くアルバムの中でもかなり好きな曲。

このようなハードな感じのリフに距離感を演出すると、一段とカッコよく聴こえる。

良く聴くとドラム揺れている。

独特の首を振りたくなるDreサウンド。

 

そしてKendrick Lamarがfeaturingされた”9.Deep Water”

水中を連想させる音作りになっている。

ヴォーカルの左右chへのパンニング(音の広がり)やエフェクト処理等々、細かくエディットされている。

 

次に、SNOOP DOGGがfeaturingされている”10.One Shot One K***”  

この曲もトラックが格好いい。音の厚みが凄い。

 

”11.Just Another Day”

確か、映画Straight Outta Comptonの中で少年達がバイクに乗って街を走ってるシーンで流れてたと思う。

 

12. For The Love Of Money Feat. Jill Scott, Jon Connor, Anderson .Paak

ベースが悪さを醸し出している。

 

次に、Snoop Dogg、Marsha AmbrosiusKing Mezがfeaturingされた”13.Satisfiction”

この曲もDr.Dreの名曲、ビートの揺れが大きい曲、個人的オススメ曲を紹介するで触れているように良い感じにビートが揺れている。

この曲もこのアルバムの中でかなり好きな1曲。

 

エンディングに向かってく感満載なトラックの”14.Animals”
ユッタリした歌もの。

 

次に、少しムードがシリアスな感じに変わるEminemがfeaturingされた”15.Medicine Man” 

Eminemの言葉数が多い。

 

そしてラスト、 ”16.Talking To My Diary”

 

以上

と、ざっくりこんな感じである。連作品

 

2018.6.9  2018.10.30

 

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