MAIN(メイン)画面は、AKAI MPCにおいて最も基本的かつ使用頻度の高い画面になるかと思う。
この記事では、そんな「AKAI MPCのメイン画面の基本的な見方・使用方法」について、AKAI MPC 2500を例に触れて行く。
メイン画面:基本部分の見方
メイン画面の表示
AKAI MPCでは、どの画面からでも「MAINボタン」を押す事でメイン画面へ移行する事が出来る。そして、AKAI MPC (2500)のメイン画面表示は下記のようになっている。
Now:001.01.01
Sq:□□□ LOOP:□□
♩:□□.□ Tsig:□/□ Bars:□□
Tr:01 V%:□□□ Mute:□□
Type:□□□□ Pgm:□□□ Midi:□□
各項目の意味など
AKAI MPCメイン画面の各項目の意味は下記のようになる。
名称 | 意味など |
---|---|
Now | 現在の再生位置。 |
Sq | シークエンス。編集するシークエンスナンバーを指定する。 |
LOOP | シークエンスのループON/OFFを切り替える。ONにする事でループ再生が可能となる。 |
♩ | トラックのテンポ(BPM)を指定する。小数点以下も指定可能。 |
Tsig | 4/4など、何分の何拍子かを指定する。 |
Bars | 1つのシークエンスを何小節単位で作成するのかを指定する。 |
Tr | シークエンス内の編集するトラックを01~64で選択する。 |
V% | ? |
Mute | 各トラックのミュートON/OFF情報。 |
Type | DRUM/MIDIを切り替える。通常はDRUMでOK。 |
Pgm | 選択中のトラックに割り当てるプログラムを選択する。 |
Midi | Midi ON/OFFを切り替える。 |
メイン画面:各Fキーの基本的な見方・使用方法
また、AKAI MPC(2500)のメイン画面下部にはFキーが1~6まで配置されており、それぞれ
- F!→T.C.
- F2→Click
- F3→TR-
- F4→TR+
- F5→MUTE
- F6→SOLO
が割り当てらている。
F1:T.C.
Timing Collectの略となる。T.C.の画面表示は以下のようになる。
NOTE Value:□□□ Swing%:□□□
Shift Timing:□□□ Amount:□□□
各項目の詳細は以下のようになる。(Swing%については、「確かこうだったと思う」程度で確かな事は言えない。)
名称 | 意味など |
---|---|
NOTE Value | OFFまたは、1/8~1/32(3)の範囲で設定可能。OFFにした場合、Timing Collect機能自体がOFFになる。 |
Timing Shift | EARLIER, LATERのどちらかを選択可能。 |
Swing% | NOTE Value:1/8, 1/16, 32/1,選択時に50~75の範囲で設定可能。どの程度のEVENTに対してSwingをかけるか。 |
Amount | Swing%機能が有効になっている場合、実際の打ち込みに対してどの程度Timeを早める(遅らせる)かを0~23の範囲で設定可能。
例)
に設定し、「Time:001.01.01」に打ち込んだ場合、打ち込みTimeが「001.01.10」に自動的に変更される。 |
F2:Click
Click/Metronome。録音の際などにクリック音を鳴らすか鳴らさないかを選択する。Clickの画面は下記のようになっている。
Counting:□□□ In Play:□□□
RATE:□□□ In Rec:□□□
各項目の詳細については下記のようになる。
名称 | 意味など |
---|---|
Counting | シークエンス再生の前にクリック音を再生するかしないかを選択する。「OFF」, 「REC ONLY」(録音時のみ), 「REC+PLAY」(録音時と再生時), の3つから選択可能。 |
RATE | 1/4~1/32(3)の間で選択。 |
In Play | シークエンス再生中にクリック音を鳴らすか鳴らさないかON/OFFを選択可能。 |
In Rec | 録音時のシークエンス再生中にクリック音を鳴らすか鳴らさないかON/OFFを選択可能。 |
F3:TR-
選択中のトラックNoの1つ前のトラックを表示させる。(例:Tr2を選択中にF3を押せばTr1に切り替わる。)
F4:TR+
選択中のトラックNoの1つ次のトラックを表示させる。(例:Tr1を選択中にF4を押せばTr2に切り替わる。)
F5:MUTE
選択中のトラックのMUTE ON/OFFを切り替える。
F6:SOLO
選択中のトラックをソロ再生する。