DAW作業中におけるPC強制シャットダウン等の問題を防ぐ為の施策

DAW作業中におけるPC強制シャットダウン等の問題を防ぐ為の施策

DTM・宅録を行っている人の中には、「DAWソフトでの作業中にパソコン(PC)がフリーズ」してしまったり、「プラグインエフェクトを複数立ち上げたら強制的にパソコンがシャットダウンしてしまった」と、言ったような現象を経験した人も少なくないかもしれない。

 

これらは作業効率を下げてしまう為出来れば避けたい現象だが、DAWソフトでの作業中にパソコンのフリーズ、強制シャットダウンを防ぐには単純に

  • パソコン及びパソコン周りの環境(DAWソフト以外の部分)を見直す
  • DAWソフトを使用する際のCPU負荷を下げる(CPU使用率を下げる)

必要があり、「金銭的コストのかかるもの」「金銭的コストのかからないもの」両方を含め、すぐに思い浮かぶ具体的な対処法を挙げると

  • 性能の良いパソコンを導入する
  • DSP環境を導入する
  • DAWソフト上で(CPU負荷の高くなる)プラグインエフェクトの立ち上げを抑える
  • DAWソフト上のトラック数を抑える

と、言ったものが考えられる。それぞれ詳しく見て行く。

 

性能の良いパソコンを導入する

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DAWソフト上での作業中によくパソコンがフリーズ、もしくはシャットダウンしてしまう場合の対応策としてまず考えられるのは、パソコンの性能(スペック)を見直す事だ。

 

DTM・宅録を行う場合は、ある程度の性能のパソコンが必要になる。そして、特に注目すべきは

  • CPU
  • メモリ

の2点である。

 

ノートパソコン・デスクトップパソコンどちらにしても、自分の使用しているパソコンのスペックが低いのなら買い替えを検討した方が良いかもしれない。

DTM・宅録を行うにあたって必要なパソコンのスペックについて詳しくは、初心者がDTMを始めるにあたって必要な機材(物)一覧を、各DAWソフトごとの必要環境・推奨環境については、DAWソフト別必要環境 & 推奨環境対応パソコンを参考に。



DSP環境を導入する

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オーディオインターフェイス側でエフェクトの処理を行ってくれる

DSPとは、デジタル・シグナル・プロセッサの略であり、DSP搭載のオーディオインターフェイスを導入することで、通常パソコン側で行うプラグインエフェクトの処理をオーディオインターフェイス側で行ってくれる

DAWソフト上での作業中によくパソコンがフリーズ、もしくはシャットダウンしてしまう場合、このDSP搭載のオーディオインターフェイスの導入を検討するのも良いかもしれない。

 

一般的なオーディオインターフェイスを使用し、DAWソフト上で作業する際のプラグインエフェクトの処理はパソコン側で行う為、どうしてもCPUへ負荷がかかってくる。が、DSP対応のオーディオインターフェイスを使用した場合、プラグインエフェクトの処理はオーディオインターフェイス側で行ってくれる為、CPUへの負荷を抑えられる。また、レイテンシーもかなり抑えられる為快適なレコーディングが可能となる。

>> DSP搭載オーディオインターフェイス比較:価格帯別

 

DSP搭載オーディオインターフェイスは若干高め

DSP機能を搭載したオーディオインターフェイスも通常のオーディオインターフェイスと同様に比較的安価な製品から高価な製品まで幅広く取り扱われており、比較的安価な製品としてはSteinberg製の製品、その他DSP機能を搭載したオーディオインターフェイスで代表的な物としては、

  • AVID Pro Tools HD システム
  • RME
  • UNIVERSAL AUDIO

などがある。(もちろん、この他にも数多くある)

ただ、これらDSP製品は導入コストが高くなる為、プロの現場や本格的に音楽制作を行いたい人向けとなる。



DAWソフト上で(CPU負荷の高くなる)プラグインエフェクトの立ち上げを抑える

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プラグインFXはCPU使用率が高くなる

DAWソフト上での作業中によくパソコンがフリーズ、もしくはシャットダウンしてしまう場合、金銭的コストをかけずに状況を改善させる対処法として「プラグインエフェクトを立ち上げ過ぎていないか?」を見直し、数を抑えると言ったものがある。

 

DAWソフト上でのプラグインエフェクトの立ち上げは、パソコンのCPU使用率を高める大きな要因である。さらにプラグインエフェクトの中でもCPU負荷(CPU使用率)の小さい物、CPU負荷の大きい物が存在し、CPU負荷の高いプラグインエフェクトをDAWソフト上に複数立ち上げた場合、パソコンがフリーズもしくは強制的にシャットダウンしてしまう可能性が高くなる。

 

特にCPU負荷の高いプラグインエフェクトは?

プラグインエフェクトにも様々な種類がある為一概には言えないが、著者の体感的には

  1. アンプシミュレーター
  2. リバーブ
  3. ディレイ、アナログ(モデリング)コンプレッサー

の順番にCPU負荷が高い(動作が重くなる)ように感じた。DAWソフト上にプラグインエフェクトを立ち上げるとパソコンの調子が悪くなる場合は、まず上記のプラグインエフェクトを立ち上げ過ぎていないか見直すと良いかもしれない。上記以外のプラグインエフェクト、

  • オーバードライブ・ディストーション
  • イコライザー(EQ)
  • コンプレッサー
  • コーラス・トレモロ・フランジャー
  • マキシマイザー・リミッター

などに関しては、(あくまで著者の環境ではだが)先に挙げた3つのプラグインよりCPU負荷が少なく、そこまでCPU使用率に違いは無かったように感じる。

>> プラグインソフト比較-アンプシミュレーター:価格帯別

 

DAWソフト上のトラック数を抑える

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先ほどの「プラグインエフェクトの数を抑える」のと同様に、DAWソフト上での作業中によくパソコンがフリーズ、もしくはシャットダウンしてしまう場合に金銭的コストをかけずに行える対処法として「トラック数が多すぎではないか?」を見直し、数を抑えると言ったものもある。

 

トラック数が多くなると、少なからずCPUへの負荷は大きくなる。DAWソフト上に使用していないトラックや素材が多くなった場合、それらをDAWソフト上から削除する事で多少CPU負荷が軽減されるケースがある。

プラグインエフェクトの数の見直し程効果は期待できないかもしれないが、何もしないよりはCPU負荷は改善されるかと思う。

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