AkAI MPCを始め音楽制作関連のアナログ機材(アウトボード/ハードウェア)の電源コードには3ピンタイプの物が少なくなく、いきなりアナログ機材を購入しても(2ピンタイプの)家のコンセントと合わず使用できない場合も出てくる。なので、アナログ機材の導入を考えている場合は「2ピンタイプの電源コード・コンセントと3ピンタイプの電源コード・コンセントの違い」について知っておく必要や「購入しようとしている機材の電源コードが2ピンタイプの物なのか3ピンタイプの物なのか」をあらかじめよく確認しておく必要ががある。
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OYAIDE(オヤイデ)3ピン電源タップ一覧
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CLASSIC PRO(クラシックプロ)3ピン電源タップ一覧
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アナログ機材(3ピンタイプ)と一般家電製品(2ピンタイプ)の電源・コンセントの違い
家庭用コンセントで一般的なのは2ピンタイプ
キッチンやリビング、寝室、その他家の中の至る場所にコンセントの差し込み口は配置されており電子レンジや冷蔵庫、エアコン等大きめの家電が設置される場所付近には3ピンタイプのコンセントや2ピンタイプの物にアース線を繋ぐ箇所が追加されたタイプの物があったりするが、日本の一般的な住居に設置されているコンセントの多くは2ピンタイプの物となっている。
アナログ機材の電源コードには3ピンタイプのものが多い
AkAI MPCを始め音楽制作関連のアナログ機材(アウトボード/ハードウェア)の電源コードには、一般的な家電製品等に採用されていてよく見る2ピンタイプの物に更に1本ピンが追加された3ピンタイプの物が少なくない。
(KRK ROKIT5の背面パネル)
3ピンタイプのコンセントの場合、上記画像のように通常付いている2つのピンの他にもう1つピンが付いており合計3ピンとなる。
(アウトボードコンプレッサーdbx 166xsの背面パネル)
アウトボードコンプレッサーdbx 166xsも電源コードは3ピンタイプになっている。
3ピンタイプの電源コードを家庭で使うには?
(dbx 166xsの電源コードとエレコム Y3A-3720WH)
2ピンタイプのコンセントが多くを占める一般的な家庭内で3ピンタイプの電源コードを使用する場合、以下の2通りの方法がある。
- 3ピン対応の電源タップを使う
- 3ピン→2ピン 変換プラグを使う
3ピン対応の電源タップを使う
3ピン対応の電源タップを使う場合は、多くのアナログ機材の電源コードを1か所にまとめて収納出来たり、スイッチ1つで複数のアナログ機材の電源ON/OFFを管理出来たり、電磁波や電波によるノイズを削減出来る、と言ったメリットがある。
3ピン対応電源タップのオス(家庭のコンセントに差し込む)側は3ピンになっている物もあれば”2ピン+アース線”となっている物もあり、後者のタイプの方が家庭では使い勝手が良いかもしれない。
アナログ機材の電源コードを電源タップに差し込み
3ピン対応電源タップのオス側を家庭のコンセントに差し込んだら、アナログ機材のコンセントの差し込みを行う。3つのピンを電源タップのそれぞれ対応した位置に合わせて差し込む。
コンセントを時計回りに回す
アナログ機材のコンセントを電源タップに差し込んだら、水平になるようにコンセントを時計方向へ回す。
電源をON
(電源スイッチが付いている場合)最後に電源タップのスイッチをONにすれば、全ての差し込み口に電気が通る。
3ピン→2ピン 変換プラグを使う
また、電源タップを購入せずとも「3ピン→2ピン 変換プラグを使う」と言う方法もある。
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3ピン対応の電源タップを選ぶ
3ピンタイプの電源コードに対応した電源タップは、オーディオ用の製品からパソコン周辺機器としての製品まで多く売られている。
オーディオ用電源タップから選ぶ
音質などにこだわる人なら3ピンに対応したオーディオ用の電源タップが多く売られているので、それらを購入して見ても良いかもしれない。先程も触れたように3ピン対応の電源タップを使う場合、多くのアナログ機材の電源コードを1か所にまとめて収納出来たり、スイッチ1つで複数のアナログ機材の電源ON/OFFを管理出来たり、電磁波や電波によるノイズを削減出来る、と言ったメリットがある。
オーディオ用の電源タップの中でもCLASSIC PRO ( クラシックプロ )の3ピン対応電源タップなら比較的お手頃な価格(1万円未満)で購入可能である。8口x1列 ロングタイプのPDS8Lや4口x2列タイプのPDS8等があり、設置したい場所のスペースに合わせてタイプを選べる(どちらも3mタイプ。1mタイプもあり)。
これらと同価格帯で購入できる製品としては、6口1列タイプのFURMAN ( ファーマン ) / SS-6や3口×2列タイプのFURMAN ( ファーマン ) / SS-6B パワーディストリビューター等がある。
また、多少値が張るが、BELDEN(Sound Houseでは売り切れになりやすい)や小柳出(OYAIDE)から発売されているオーディオ用の3ピン対応電源タップの導入を検討しても良いかもしれない。
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OYAIDE(オヤイデ)3ピン電源タップ一覧
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FURMAN (ファーマン)3ピン電源タップ一覧
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CLASSIC PRO(クラシックプロ)3ピン電源タップ一覧
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オーディオ用電源タップ一覧
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パソコン周辺機器から選ぶ
そこまで音質にこだわりが無く出来るだけ安く済ませたいのなら、ELECOMやサンワサプライなどパソコン周辺機器として3ピンタイプの電源タップが売られているので、それらから選んで購入するのが良いかもしれない。
著者が使用しているエレコム Y3A-3720WHの場合、7つのコンセント差し込み口があり、付属のボタンのON/OFFで電源のON/OFFを一括で切り替え可能となっている。また、下記画像で分るように背面にマグネットが付いておりスチールラックなどに取り付ける事も可能だ。
(エレコム Y3A-3720WH裏面のマグネット)