現在は多くのブランドからDAWソフトウェアがリリースされているので「これからDTMを始める人」の中には「どのDAWソフトウェアを選べばいいのか分らない」ような人も少なくないかもしれません。
「どのDAWソフトウェアを選べばいいか分らない」場合は、他機材を購入した際に付属品として付いてくるLE(ライト・エディション)バージョンを試してみるのも1つの手です。
LE(ライト・エディション)バージョン=機能を制限したもの
DAWソフトウェアには、いくつかのバージョンがある
通常それぞれのDAWソフトウェアにはいくつかのバージョンがあり、バージョンによって値段や出来る事が変わってきます。当然、値段が高く(上位版に)なるに連れ出来る事は増え、逆に値段が低くなるに連れ機能に制限が付いてきます。
制限される機能としては、(DAWソフトウェアによっても異なりますが)例えばトラック数が制限されたり、プラグイン(?)の種類が通常より少なくなっていたり、と言った具合です。
LE(ライト・エディション)バージョンでも基本的な事は出来る
機能が制限されているとは言え、基本的な録音や編集はしっかり行えます。プラグイン(?)も基本的なものは入っている場合が多く、LE(ライト・エディション)バージョンでも楽曲製作を行う事は可能です。
LE(ライト・エディション)バージョンでも充分な理由
機能が多いと操作を覚えるのに時間がかかる
確かに同じDAWソフトウェアでも上位版の物の方が機能が多く、また制限されるものも少なく使い勝手は良いかもしれません。しかし上位版は機能が多くなる反面、DAWソフトウェアの使い方がよく分らない初心者の内は、プラグイン(?)の種類や機能の多さに戸惑いDAWソフトウェアの使い方を覚えるだけで多くの時間を取られる可能性があります。
DTMではDAWソフトウェア以外にも必要な機材が多い
DTMでは必要になる機材が多くあります。DAWソフトウェアのみに予算を割き過ぎると、「他の機材を買うお金が無くなってしまう」と言った事もあり得ます。
DAWソフトウェアの事が良く分らない内は、DAWソフトウェアのみにお金をかけ過ぎて失敗するより、オーディオインターフェイス (?)やモニタースピーカー、ヘッドフォンなど他の機材を買う為のお金も取っておいた方が良いかもしれません。
オーディオインターフェイス付属品のCubase LEで充分だった
筆者は昔、DTMを始めるにあたってどのDAWソフトウェアを使うか迷っていましたが、TASCAM US-144MK2(Amazonへリンク)(オーディオインターフェイス (?))に”Cubase LE”が付属している事を知り、この製品を購入し”Cubase LE”使用していましたが、筆者の場合は、このLE(ライト・エディション)バージョンでも何の問題もありませんでした。
DAWソフトウェアのLE(ライト・エディション)バージョンを入手するには?
オーディオインターフェイスの付属品として
DAWソフトウェアのLE(ライト・エディション)バージョンを入手する方法としては、「オーディオインターフェイス (?)の付属品として付いてきた物を入手する」と、言った方法があります。
例えばモツ(MOTU)/”M”シリーズでは、”Digital Performer”のLE(ライト・エディション)バージョンである”Performer Lite”や”Ableton Live Lite”が付属してきます。
「これからDTMを始める」人からすれば、オーディオインターフェイス (?)とDAWソフトウェアが一緒に入手できるので、お得な買い物になるかと思います。
DTM(初心者)セットで入手する
DTM(初心者)セットにもDAWソフトウェアのLE(ライト・エディション)バージョンが付いてくるケースが多いです。
DTM(初心者)セットは製品によっても異なりますが、以下の様な機材が同梱されている場合が多いです。
- オーディオインターフェイス
- DAWソフトウェア
- ヘッドフォン
- マイク