AKAI MPC等、サンプラーを使用したビートメイクにおける大きな醍醐味の1つはサンプリングではないでしょうか。
サンプリングの方法としてはいくつか方法がありますが、主に以下のようなものになります。
- レコードからサンプリング
- 楽器演奏のセルフサンプリング
- フリー音源サイトからサンプル素材をダウンロード
そして、この他にも「サンプリングCDを買ってみる」と言う手もあります。
サンプリングCDとは?
1ショットやフレーズがまとめて収録されているCD
サンプリングCDとは、例えばベースドラムの1ショット(1度だけ叩いた、またはピッキングして弾いた音)、スネアドラムの1ショット、クラップの1ショット、エレキギターやエレキベースの1ショット等の音(素材)がそれぞれ別々に収録されたものが何種類もパッケージになったCDです。
製品によっては、1ショットだけでなくエレキギターやエレキベース等のフレーズが収録されている場合もあります。場合によっては、フレーズだけでまとめられている物もあります。収録されている音源の種類はその製品によって異なり、また収録されている音源の数も製品ごとに異なります。
著作権に関して
サンプリング素材の著作権に関してですが、「個人的な範囲でのみ使用可能なのか?」それとも「配布や商用利用が可能なのか?」等はその製品ごとに変わってくるので、その製品の説明書やパッケージ、メーカーサイトを確認しましょう。
使うにはCD/DVDドライブが必要
あくまで、サンプリング”CD”なのでCD/DVDドライブが必要になってきます。
AKAI MPC 2500やAKAI MPC 5000等、CD/DVDドライブが搭載されているタイプのモデルなら、そのまま本体のCD/DVDドライブにサンプリングCDを入れサンプリングする事が出来ます。
また、比較的最近発売されたPC連動型モデルのAKAI MPC TouchやAKAI MPC Renaissance、AKAI MPC ELEMENT等ならMPC本体とパソコンをUSBケーブルで接続した上でパソコンのCD/DVDドライブにサンプリングCDをセットし、パソコンにたち上げたMPC SoftwareやMPC Essentials等のソフトウェア上に音源を読み込ませれば使う事が出来ます。
サンプリングCDの一例
BIG FISH ( ビッグフィッシュ ) / HIP HOP INDIA / MODERN PERCUSSION
BIG FISH ( ビッグフィッシュ ) / HIP HOP INDIA / MODERN PERCUSSION(Sound House)は、Clay Pot、Manjira、Ghungroo、Dholak、Dimdi、Tabla等のインドを代表するパーカッションとHIP HOPビートが融合した音源素材が(Wavファイルだけで2.53GBと)大量収録されたCD。
49種類のコンストラクション・キットが搭載されており、キット内はそれぞれのパーカッション別に分かれています。一つのパーカッションのバージョン違いも収録されています。テンポレンジは62~105BPM。
MAGIX ( マジックス ) / Sound PooL シリーズ
MAGIX マジックス Sound PooLシリーズは、Drums、Bass、Keys、Strings、Guitars、Vocals、Brass、FX等の音楽ループ素材がWave形式で収録されたものになります。
特にWindows用高性能音楽作成ソフトウェア『Music Maker』シリーズに最適化されており、Vol.1~Vol.12が発売されています(2024年10月時点)。