AKAI MPCで音源をサンプリングし、サンプリングした音をパッドへ割り当てるまでの手順を大まかに分けると
- サンプリング
- トリム
- パッドへ割り当て
となる。
①サンプリング
接続
まずは、音源をサンプリングする必要がある。
レコードからサンプリングする場合、まずターンテーブル(ミキサー)とMPCをケーブルで接続する必要がある。(AKAI MPC2500ではCDからサンプリングする事も出来るが、レコードからサンプリングすることにこだわりを持っている人も少なくないかと思う。)
ターンテーブル(ミキサー)とAKAI MPCとの接続方法についてはAKAI MPCとターンテーブルの接続方法を参考に。
Rec(録音)
ターンテーブル・ミキサーとAKAI MPCを接続し終えたら、
- AKAI MPCの電源を起動し
- MODEボタン+PAD5でレコーディング画面へ移動し
- 録音レベルなどを調整し録音する
②トリム(TRIM)
トリム(TRIM)とは?
音源をサンプリングし終えたら、次に音源のトリムを行っていく。トリムとは、簡単に言えば編集だ。
- 素材の前後の無音部分、不要な部分をカット
- 素材のノーマライズ
- リバース処理
- 素材のチョップ(切り分け)
- ピッチの変更
等の操作が出来る。トリムの各操作について細かい事は【AKAI MPC】TRIM(トリム)の各操作について。Q-LINKの活用方法を参考に。
トリム画面へ
MODEボタン+PAD6でトリム画面へと移動できる。
このトリム画面で、サンプル音の使用する部分を切りだしたり、サンプル音の頭の間隔を微調整したり、各々好きなように素材を編集していく。最後にサンプル音の名前を編集しておくと後々の作業がスムーズになる。
パッドへ割り当て
プログラム画面へ
トリムが終了したら、各パッドへ音を割り当てていく。
まず、MODEボタン+PAD7でプログラム画面へ移動する。移動したら、どこでも好きなところで良いのでサンプリング音をアサイン(登録)したいパッドを押す。そうすると、下のようなアサイン画面が出てくる。(PAD A01を選択した場合)
Program 01と表示されている下に黒い枠になっている部分がある。
DATAホイールを回すと、その部分に登録されているサンプル音の名前が一個ずつ順番に表示されていくので、アサインしたいサンプル音が表示されるまでホイールを回す。
アサインしたいサンプル音の名前が表示されたら、そこでストップする。これでもうアサインは完了だ。パッドを叩いてみれば音が出るハズだ。
複数パッドへ割り当て可能
サンプル音はPAD 01~16の複数の好きな箇所に音を割り当てることが出来る。
例えば「PAD1とPAD2とPAD3」のように、一か所だけでなく複数のパッドへ割り当て自分の使いやすいようにカスタマイズする事が可能だ。
A,B,C,Dの切り替え
パッドは更にA、B、C、Dの切り替えが可能だ。
- A 01~A 16
- B 01~B 16
- C 01~C 16
- D 01~D 16
と1つのプログラムで16×4=64通り使える事になる。