スライダー(SLIDER)機能の使用方法

スライダー(SLIDER)機能の使用方法
 

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AKAI MPCの中でもAKAI MPC2500など、Q-LINKが搭載されているモデルの場合、Q-LINKのフェーダーやつまみの操作でビートの再生中にも指定した音(PAD)の音程(TUNE)や音量レベル(LEVEL)を変更する事が可能な「SLIDER(スライダー)機能」の使用が可能となっている。

REC(録音)の際にSLIDER機能を使用すれば、DAWソフト上でオートメーションを書いた場合と同じような使い方が出来る。

 

SLIDER画面に関して

AKAI MPC2500_08

SLIDER画面への移行方法

まず、SLIDER画面へ移行する。

HOME画面などから、「MODE+PAD 1」でSLIDER画面へ移行する事が出来る。

 

SLIDER画面の見方

Pgm:□□□


Assign Pad:□□□


Change:□□□                          High range:□□□

Parameter :□□□                    Low range:□□□


Q1    Q2    Q3    Q4

 

大体だが、SLIDER画面へ移行すると上記のような画面に切り替わる。それぞれの設定項目についての詳細は以下のようになる。

 

名称 意味など
Pgm Program(プログラム)の略。プログラムを1つ選択する。
Assign Pad プログラムの中から、操作したい音が入っているパッドを1つ選択する。(A01~D16)
Change
  • NOTE ON
  • REAL TIME

の2種類から選択する。

Parameter 何のパラメーターを操作するかを選択する。
High range 最高値
Low range 最低値



NOTE ON選択時に設定可能なパラメーター

turntable-1472519_640

各パラメーターはQ-LINKのフェーダーやつまみを操作する事で調整する事が可能となっており、NOTE ON選択時REAL TIME選択時では設定可能なパラメーターが異なってくる

 

まず、NOTE ONを選択した場合に設定可能なパラメーターを見て行く。NOTE ON選択時に設定可能なパラメーターは、

  1. TUNE
  2. FILTER
  3. LAYER
  4. ATTACK
  5. DECAY

の5項目となっており調整可能範囲等は以下のようになっている。

 

パラメーター 調整可能範囲等
TUNE 音程の調整が可能。設定可能範囲は、+120~-120。
FILTER +50~-50の範囲内で設定可能。
LAYER +127~0の範囲内で設定可能。
ATTACK +100~0の範囲内で設定可能。
DECAY +100~0の範囲内で設定可能。

 



REAL TIME選択時に設定可能なパラメーター

sound-wave4958_350

続いて、REAL TIME選択時に設定可能なパラメーターを見て行く。REAL TIME選択時に設定可能なパラメーターは、

  1. TUNE
  2. CUT OFF 1+2
  3. LEVEL
  4. CUT OFF 1
  5. CUT OFF 2
  6. RESO 1
  7. RESO 2
  8. PAN

の8項目となっており調整可能範囲は以下のようになっている。

 

パラメーター 調整可能範囲等
TUNE 先ほどのQ1, Q2と同じように音のTUNE(音程)が設定可能。こちらも設定可能範囲は、+120~-120。
CUT OFF 1+2 +50~-50の範囲内で設定可能。
LEVEL LEVEL(音量レベル)が+100~-0の範囲内で設定可能。
CUT OFF 1 +50~-50の範囲内で設定可能。
CUT OFF 2 +50~-50の範囲内で設定可能。
RESO 1 +50~-50の範囲内で設定可能。
RESO 2 +50~-50の範囲内で設定可能。
PAN PAN(パン)、音の定位を設定可能。Q-LINKのつまみ位置がそのまま反映される。

 

 

SLIDER機能の使用方法

MPC2500-and-CF_card

例えば、Program01のPAD:A01(スネア)のピッチ(音程)を変更したい場合、SLIDER機能使用の手順は以下のようになる。

 

スネアのピッチを変更したい場合

  1. PgmでProgram01を選択
  2. Assign Padにピッチ変更したいスネアが入ったパッドを割り当てる
  3. ChangeでNOTE ON, REAL TIMEいずれかを選択
  4. ParameterでTUNEを選択
  5. High range, Low rangeにそれぞれ任意の数値を入力
  6. フェーダーもしくは、つまみを動かしつつ1.で選択したパッドを叩く

これで、スネアのピッチが変わるようになるはずだ。

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