楽曲製作環境にAKAI MPCを導入する理由としては「サンプリングしてビートメイクしたかったから」と言う人が多いかと思うが、レコードから音源をサンプリングする場合、まずターンテーブル(orミキサー)とAKAI MPCをケーブルで接続しなければならない。
そして、AKAI MPCとターンテーブルを直接接続できるかどうかの違いは下記のようになる。
プリアンプ内蔵型のターンテーブルの場合
- ターンテーブル→AKAI MPC(直接接続可能)
プリアンプ内蔵型でないターンテーブルの場合
- ターンテーブル→ミキサーなど→AKAI MPC
この記事では、AKAI MPCとターンテーブル(orミキサー)の接続方法と接続した後にやるべき事を紹介する。(この記事では、AKAI MPC2500を例に話を進める。)
接続方法
AKAI MPCのRECORD INジャックへ
画像では分りにくいが、ターンテーブル(やミキサー)から伸びたケーブルのもう一方をAKAI MPCのRECORD INジャックに接続する事になる。
AKAI MPC2500では、背面パネルの左下にRECORD INジャックがある。
RCAピンタイプはフォーンへ変換する必要有り
ターンテーブル(orミキサー)側の接続端子はRCAピン型の物も多いかと思う。しかし、AKAI MPC(2500)のRECORD INジャックはフォーン接続である。
一例として、audio-technica ATL481A/3.0のように一方がRCAピン、もう一方がPHONE型のケーブルなら問題は無いが、ATL464Aのような両方がRCAピンタイプの物は、上記画像のようにRCAピンの一方に変換プラグを使用しフォーン接続に変えAKAI MPC側のRECOED INジャックに接続する必要がある。
接続後にすべき事
ケーブルでターンテーブル(ミキサー)とAKAI MPCを接続しただけでは音は出ない。これから紹介する操作が必要になる。AKAI MPCで楽器演奏をセルフサンプリングする方法を紹介するでも触れているが、ターンテーブル・ミキサーだけでなく、楽器をAKAI MPCに接続した場合も同じように必要になってくる操作だ。
INPUT THRUをON
ケーブルでターンテーブル(ミキサー)とAKAI MPCを繋いだだけでは音は出ない。ターンテーブルとAKAI MPCを接続したら、次に上の画像の赤枠で囲ってある「INPUT THRUボタン」を押す。そして、Input thruをOFFからONにする。これをONにしないと音が出ない。
sourceはANALOGとDIGITALがあるが、ターンテーブルを接続する際はANALOGを選ぶ。ModeはSTがステレオ、LがL ch、RがR chだ。
REC GAINで音量レベル調整
また、レコードの音量レベルが小さいと感じる時は、上の画像の赤枠で囲ったREC GAINのつまみを右方向に回せば、音量レベルを大きく出来る。
横にあるのはMAIN VOLUMEのつまみだ。バランスを取りながら音量レベルを調整する。
>>【AKAI MPC】REC GAINとMAIN VOLUMEの違い
以上
簡単にだが、ターンテーブル(or ミキサー)とAKAI MPCの接続方法はこのような感じとなる。サンプリング~パッド割り当てまでの大まかな流れは【AKAI MPC】サンプリング~音源のパッド割り当てまでの手順で紹介している。