AKAI MPCを使用してビートメイクする場合、データのセーブ・ロードが出来なくては話にならない。
この記事では、AKAI MPC2500を例に、AKAI MPC本体では無く外部記録媒体(ここではCFカード)にデータをセーブ・外部記録媒体からデータをロードする方法について触れていく。
セーブ・ロードする必要のあるデータ
AKAI MPCにおいてビートメイクする場合、セーブ・ロードする必要があるデータは主に、
- サンプル素材(Sample)
- プログラム(Program)
- シーケンス(Sequence)
- ALL Sequence and Song
となる。
サンプル素材(音源)
レコードからサンプリングした素材、自分で録音した素材など・・・録音ソースは何にせよいわゆる音源。
これが1番データ容量が大きくなる。当然、録音秒数が長くなればなるほどデータ容量は大きくなる。
なので「録音の際に失敗して納得のいく結果にならなかった」など、使用していない音源は出来れば削除し、保存領域を確保したい。
プログラム
プログラムとは、簡単に言えば「A1~D16までのどのパッドにどの音源を割り当てたか」を記録するものだ。
細かく言えば、各パッドごとにボリュームの設定・フィルターの設定など多くの設定項目があるのだがここでは省略する。(もちろん、それらの設定もデータとして記録される)
シーケンス(Sequence)
このシーケンスはデータ容量が小さい。
これは、そのシーケンスの各トラックに「どのタイミングで、どれくらいの強さで、どれくらいの長さ、どのパッドを叩いたのか」と言う情報がデータとして記録されるもので音源は記録されない。
ALL Sequence and Song
AKAI MPCには、Song機能がある。
個別に作成したシーケンスの順番・構成を組み立て1曲にするものだ。
データセーブ・ロードの方法
セーブ・ロード画面への移行の仕方
AKAI MPCにおいて、データセーブ・ロード画面に移行するには、
- MODEボタン+PAD2
- MODEボタン+PAD3
を押す2通りの方法がある。
そして、
- MODEボタン+PAD2を押した場合→LOAD画面へ
- MODEボタン+PAD3を押した場合→SAVE画面へ
と、このように画面が移行するようになっている。
これは、どちらを選択しても構わない。セーブ・ロード画面に移行するとF1、F2ボタンで簡単にセーブ画面・ロード画面を切り替えられるようになっている。
データのロード方法
まず、データをロードする場合。
AKAI MPC(2500)の画面を簡単に再現すると下のようになる。
Load from:■■■■■■
:ROOT
File:??????
なので、
- ジョグホイールを動かし■■■■■■の部分をMEMORY CARDにする。
- ↓カーソルを押し??????を選択する。
- また、ジョグホイールを動かしロードしたいデータ、またはフォルダを選択。
- F6[DO IT]を押す。
と言う流れになる。
データのセーブ方法
次にデータをセーブする場合。セーブ画面は下のようになる。
Save To:■■■■■■
TYPE:!!!!!!
Item:??????
To:●●●●●●
なので、
- ジョグホイールを動かし■■■■■■の部分をMEMORY CARDにする。
- ↓カーソルを押し!!!!!!を選択し、「SAVE A SAMPLE」「SAVE A PROGRAM」「SAVE A SEQUENCE」「SAVE ALL PROGRAMS AND SAMPLES」「SAVE ALL SEQS AND SONGS」から該当する項目をジョグホイールで選択。
- ↓カーソルを押し!!!!!!を選択。ジョグホイールを動かしセーブしたいアイテムを選択する。
- ↓カーソルを押し●●●●●●を選択。ジョグホイールを動かし保存先を選択する。
- F6[DO IT]を押す。
と言う流れになる。