AKAI MPCで楽器演奏をセルフサンプリングする方法
 

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サンプリングしてビートを構築していく場合、一般的なものとして「レコードからサンプリングする」と、言った方法がある。だが、AKAI MPCを使ってセルフサンプリング(自分で弾いた楽器をサンプリング)し、好きなように切り刻み、パッドに割り当ててビートを作る事も可能である。

この記事では、AKAI MPCを用いてセルフサンプリングを行いビートメイクをする方法を紹介する。

各機材とAKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックを接続

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基本的にAKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックにケーブルが接続出来れば、(マイク収音した)エレキギターやエレキベース、アコースティックギター、シンセサイザー、ピアノなど様々な楽器をセルフサンプリングする事が出来る。

セルフサンプリングの仕方は、「①マイクで収音した音をサンプリングする」のか「②各機材の出力端子(アウトプット)を直接AKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックへ接続してサンプリングする」のかでも変わってくる。

①マイクで収音した音をサンプリング
音の流れ:各楽器→マイク→AKAI MPC

②各機材の出力端子(アウトプット)を直接AKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックへ接続してサンプリング
音の流れ:各楽器→AKAI MPC

 

エレキギター、エレキベース、アコースティックギター、ピアノ等、マイク収音した音をサンプリングする場合

後述するようにエレキギター、エレキベースはアウトプット(OUTPUT)端子とAKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックをシールドケーブルで直接接続してセルフサンプリングする事も可能ではあるが、アンプから出した音をセルフサンプリングしたい場合はマイクで収音してAKAI MPCに音を流す事になる。

まず、マイクケーブルの端子をAKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックへ接続する。マイクケーブルは、端子がXLRタイプの物が多いかと思う。AKAI MPC Xの様に機体にXLR端子が搭載されているタイプのモデルなら問題は無いが、フォーン(PHONE)タイプの入力端子しか搭載していないAKAI MPCを使う場合は、wuernine XLR – TSフォーン変換プラグオーディオテクニカ ATL409A/3.0等を使ってマイクケーブルのXLR端子をフォーン(PHONE)端子(6.3mm = 1/4インチ。一般的なギターケーブルと同じ)へ変える必要がある。もし、端子が初めからXLRではなくフォーン(PHONE)タイプになっている物なら変換プラグや変換ケーブル等を使う必要はない(XLR、フォーン(PHONE)等入出力端子それぞれの詳細に関しては、サンプラー等アナログ機材の入出力端子の種類(PHONE、RCA、XLR、MIDI、USB)を参考に)。

そして、各楽器やギターアンプ、ベースアンプの収音したい位置にマイクをセッティングする。

+++XLR⇔フォーン(PHONE) 変換プラグ+++

wuernine XLR⇔TSフォーン(6.35mmモノラル)変換プラグ 2個 

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WLGQ XLR⇔TRSフォーン(6.35mmステレオ)変換プラグ 2個 

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+++XLR⇔フォーン(PHONE) 変換ケーブル+++

オーディオテクニカ キャノン変換ケーブル ATL409A/3.0

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UGOMI XLR⇔TS(6.35 mmモノラル)変換ケーブル(2本セット)

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+++マイク+++矢印(右)

 

シンセサイザー等、直接接続が可能な場合

使用するシンセサイザーのメーカーや機種によって出来ない物もあるかもしれないが、シンセサイザーのアウトプット(OUTPUT)端子とAKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックをケーブルで直接接続してセルフサンプリングする事は可能である。(サンプラー、ドラムマシン、シーケンサー、MIDIコントローラー、シンセサイザー、それぞれの違いとは? »

また、エレキギターやエレキベース等もシールドケーブルでAKAI MPCと直接接続しサンプリングする事は出来るが、出音はギターアンプ、ベースアンプを通した音では無くエレキギター、エレキベースの「素の音」になる。

シンセサイザーを使ってセルフサンプリングする場合、まずはシンセサイザーのアウトプット(OUTPUT)とAKAI MPCのレコード・イン(RECORD IN)ジャックをシールドケーブルで接続する必要がある。AKAI MPCとターンテーブル、プリアンプ、DJミキサー等機材との接続方法でも触れたが、AKAI MPC (2500)のレコード・イン(RECORD IN)ジャックはフォーン(PHONE)端子(6.3mm = 1/4インチ。一般的なギターケーブルと同じ)である。シンセサイザーのアウトプット(OUTPUT)端子はフォーン(PHONE)タイプになっている物も多く、そのような場合はシールドケーブル1本で両者を接続する事が出来る(シールドケーブルの種類(S型、L型)や選び方のポイント等詳しい事に関しては、サンプラー等アナログ機材を使う場合のケーブル選びで気を付けたいポイントを参考に)。

シールドケーブルに関しては様々なメーカーから様々なケーブルが出ており、プロビデンス(Providence)からSS型のキーボードケーブルK204のようなLL型のキーボードケーブルが発売されている。こだわりたい人はキーボード用ケーブルを買うのも良いいかと思うが、基本的にはギターケーブルでも問題は無い。なお、アウトボードのエフェクターを使用したい場合は、シンセサイザーとAKAI MPCの間にエフェクターを接続すればOKだ。

+++ギターケーブル+++

BELDEN  8412 ギターシールド DualCore ver. SWITCHCRAFT LS
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Fender シールドケーブル Professional Series Instrument Cable, Straight-Angle, 10′, Black
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INPUT THRUをON

AKAI MPCとターンテーブル、プリアンプ、DJミキサー等機材との接続方法でも触れているようにAKAI MPCと各楽器、またはマイクをケーブルで繋いだだけでは音は出ない。

AKAI MPCのINPUT THRUボタンを押し、INPUT THRUをONにする必要がある。

 

Rec画面へ

あとは、基本的にレコードからサンプリングする場合とほとんど変わりは無い。

MODEボタン+PAD5 (RECORD)で録音画面へ移行し、移行したらREC GAIN等を調整する。設定だが、sourceはANALOG。MODEは、ステレオで録音したければST、モノラルで録音したければLかRを選択する。また、サンプリングしたい秒数に応じてサンプリングタイムを調整する必要もある。

 

録音(Rec)

いよいよ録音である。好きなタイミングでAKAI MPCの”Recスタート”ボタンを押し、各楽器を演奏すれば良い。

 

編集

録音し終えたら、MODEボタン+PAD6 (TRIM)で録音素材を編集していけばいい。

 

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