サンプリングしてビートを構築していく場合、一般的なものとして「レコードからサンプリングする」と、言った方法がある。だが、AKAI MPCを使用しセルフサンプリング(自分で弾いた楽器をサンプリング)し、好きなように切り刻み、パッドに割り当ててビートを作る事も可能である。
この記事では、そんなAKAI MPCを用いてセルフサンプリングを行いビートメイクをする方法を紹介する。
セルフサンプリングの方法
なお今回は、サンプリングソースをキーボード(シンセサイザー)とした場合を例に話を進める。
ケーブル接続
まずは、キーボードのOUTPUT(アウトプット)とAKAI MPCのRECORD INをケーブルで接続する必要がある。ケーブルに関しては、キーボードのアウトプットにPHONE端子があればギターを繋ぐ時と同じようにPHONE端子の物を使用すれば良い。今は、様々なメーカーから様々なケーブルが出ている。キーボード用ケーブルなどもあるので、こだわりたい人はそうすればいいかと思うが基本的にギターケーブルでも問題は無い。なお、アウトボードのエフェクターを使用したい場合は、楽器とMPCの間にエフェクターを接続すれば良い。
INPUT THRUをON
キーボードの電源を入れ音を出す訳だが、AKAI MPCとターンテーブルの接続方法を紹介するでも触れているようにAKAI MPCと楽器をケーブルで繋いだだけでは音は出ない。
AKAI MPCのINPUT THRUボタンを押し、INPUT THRUをONにする必要がある。
Rec画面へ
あとは、基本的にレコードからサンプリングする場合とほとんど変わりは無い。
MODEボタン+PAD5(RECORD)で録音画面へ移行する。
移行したら、REC GAIN等を調整する。
設定だが、sourceはANALOG。MODEは、ステレオで録音したければST、モノラルで録音したければLかRを選択する。
また、サンプリングしたい秒数に応じてサンプリングタイムを調整する必要もある。
Rec
いよいよ録音である。
好きなタイミングでMPCのRecスタートボタンを押し、キーボード(等の楽器)を演奏すれば良い。
編集
録音し終えたら、MODEボタン+PAD6(TRIM)で録音素材を編集していけばいい。
以上
以上、AKAI MPCでセルフサンプリングを行いビートメイクする方法はこのようになる。
一般的な「レコードからサンプリングする方法」については【AKAI MPC】サンプリング~音源のパッド割り当てまでの手順を参考に。