ターンテーブル(レコードプレイヤー)を購入する目的を大きく分けると、
- 純粋にレコードを楽しむ為
- レコードをスクラッチしたり、DJ的な使い方をする為
- レコードの音をサンプリングする為
と、言った3通りのパターンが考えられる。
「純粋にレコードを楽しむ為」または、「レコードの音をサンプリングする為」の場合、各自音質や使い易さなどを考慮し気に入った製品を購入すれば良いかと思うが、「レコードをスクラッチしたり、DJ的な使い方をする」場合
- ダイレクトドライブ方式のターンテーブルを選ぶ
- スクラッチに適したレコード針を選ぶ
最低限、以上の2つは頭に入れた上で製品の購入を考えた方が良いかと思う。
ダイレクトドライブ方式のターンテーブルを選ぶ
(Reloop RP-7000)
ベルトドライブとダイレクトドライブ、2種類の方式
そもそも、ターンテーブル(レコードプレイヤー)には
- ベルトドライブ方式
- ダイレクトドライブ方式
の2種類が存在し、用途によってどちらかを選択する必要がある。
「純粋にレコードを聴いて楽しむ」場合は、ベルトドライブ方式のターンテーブル(レコードプレイヤー)でも大丈夫だ。が、レコードをスクラッチしたり「DJ的な使い方をしたい」場合、ダイレクトドライブ方式のターンテーブルを選択する必要がある。
ダイレクトドライブ方式ターンテーブルの例
比較的最近発売されており、新品が見つけやすいダイレクトドライブ方式のターンテーブルの一例として
- Reloop RP-7000
- Pioneer PLX-1000
がある。
Reloop RP-7000
Reloop RP-7000は、Reloopから発売されているダイレクトドライブ方式のターンテーブルである。機能も豊富であり、普通に使用する分には何の問題も無いかと思う。
>> Reloop RP-7000における2通りのレコード回転スピード調節方法
Pioneer PLX-1000
Pioneer PLX-1000もまた、ダイレクトドライブ方式のターンテーブルである。
個人的には、RP-7000よりも若干機能的に劣る気がする。(RP-7000とPLX-1000、またRP-7000とPLX-500他を比較については下記記事を参考に。)
>> 【ターンテーブル】PLX-1000との違いを比較して見えてくるRP-7000の優位性
スクラッチに適したレコード針を選ぶ
スクラッチに適したレコード針とそうでないレコード針
また、レコード針には
- スクラッチ(などの激しいプレイ)に適しているレコード針
- スクラッチ(などの激しいプレイ)に適していないレコード針
の2種類があり、 ターンテーブルを使用しレコードをスクラッチするには、「スクラッチに適したレコード針を選ぶ」必要もある。
スクラッチに適したレコード針の例
スクラッチ(などの激しいプレイ)に対応しているレコード針は、数多く存在する。
SHURE M44-7, M44G
スクラッチ対応型のレコード針の定番と言えば、SHUREの製品かと思う。
SHURE M44-7, SHURE M44Gなどが代表的だ。M44GよりもM44-7の方が低音重視でより激しいプレイに対応しているようだ。
Ortofon Concordeシリーズ
(Reloop RP-7000にセットしたReloop CONCORDE BLACK)
コンコルド型カートリッジでもスクラッチに適したレコード針は豊富にあり、代表的な物にOrtofon社製の製品がある。
ただ、多少価格が高くなるのがネックだ。
>> Ortofon Concorde、SHURE、カートリッジ比較ページ(Sound House)