AKAI MPC (2500)のボリューム/ゲイン コントロールノブには、
- REC GAIN
- MAIN VOLUME
の2種類があり、それぞれ用途は異なっている。この記事では”REC GAIN”、”MAIN VOLUME”それぞれの用途について触れて行く。
REC GAIN
まずREC GAINについてだが、これはAKAI MPCへ入力するレコードもしくは何らかの外部音源の音に対してかけるものである。
レコード、もしくは何らかの外部音源の音をAKAI MPC側へ録音、もしくはINPUT THRUをONにして(AKAI MPCで作成したシークエンスと一緒に)再生したりする際、これら外部音源の再生音量が(AKAI MPC側で鳴らしている音源の音量と比べ)小さい場合がある。そのような場合に”REC GAINを上げ、適正な録音(再生)レベルに調整する”と言ったような使い方が可能となる(録音レベルはレコード(RECORD)画面で視覚的に確認する事が可能)。また、もともと外部音源の音量は適正だが”あえてREC GAINを上げる事で録音ソースの音を歪ませる”と言った使い方も可能である。
前者の使用方法の場合、”REC GAINを上げる”以外にも、録音後の素材を”トリム(TRIM)セクションでノーマライズ(NORMALIZE)”する事で同じような結果を得ることは可能である。MINが最小値、MAXが最大値となる。
MAIN VOLUME
一方MAIN VOLUMEはその名の通りボリューム、つまりAKAI MPCの再生音の音量を調整するものである。
AKAI MPCで鳴らす全ての音源に対して適用されるもので、DAWソフトやMTR(マルチトラックレコーダー)のマスターフェーダーのようなものである。こちらもMINが最小値、MAXが最大値となる。