現米大統領について触れている10年以上前のNasの曲

現米大統領について触れている10年以上前のNasの曲

現米大統領(2018年現在)と言えば、そのパフォーマンスや発言で連日のようにメディアを騒がせており、ラップのトピックとして扱うアメリカのラッパーも少なくない。

この記事では、そんな「現米大統領について触れているNasの(10年以上前の曲)」を紹介する。

About”Nas”

Nasはニューヨーククイーンズ出身のラッパーだ。

ヒップホップ史においての歴史的名盤としてIllmaticがある。それについては『Nas / Illmatic』review-90’s greatest albumで触れている。




American Way

2004年のアルバム-Street’s Disciple

問題の曲は、NasのアルバムStreet’s Disciple、Disc1の4曲目に収録されているAmerican Way(feat.KELIS)と言う曲だ。ちなみに、このアルバムは10年以上前の2004年に発表されている。

また、少し表記が違う物を含めれば“Street’s Disciple”と言う表現はIllmaticでも所々出てくる。

…thats real / Word to christ a disciple of street

(Nas / Memory Lane)

 

… / givin’ mics men-e-strual cycles / Street’s disciple, I rock beats…

(Nas / It Ain’t Hard to Tell)

矢印(右) 『Nas / Illmatic』レビュー-90’s greatest album

 

Q-Tipプロデュース

この曲は、A TRIBE CALLED QUESTのメンバー、Q-Tipがプロデュースしている。彼らの最新のアルバムWe Got It From Here… Thank You 4 Your Serviceにも政治的な内容の曲がある。

また、“Enough!!”“The Donald”等タイトルから政治的な事柄を連想させる曲もある。




リリックの内容

曲全体の歌詞の内容としては、ポリティカル(政治的)な内容だ。

一例として1ver目の中盤はこのような感じだ。

Who you gonna elect Satan or Satan,

(誰に投票するんだ?悪魔?それともさらなる悪魔?)

In the hood nothing is changing

(地元じゃ何も変わっちゃいない)

We ain’t got no choices,Who to choose,

(俺たちには、誰を選ぶかなんて選択肢は無いのさ)

10 years ago they were trying to stop our voices

(10年前、彼らは俺たちの声を押さえつけようとしていた)

And in hip hop there’s some hypocrites,…

(そして「ヒップホップには偽善者がいる」と言った)

(Nas/American Way feat.KELIS『Street’s Discipleより)

 

コーラス(サビ)では、KELISが

“毎日のようにアメリカ(の将来)について考えているよ”

 

と歌っている。

 

問題の箇所

現在の米大統領(2018年現在)についてラップしている問題の部分は、最初のコーラスを終えた後、2ver目の中盤あたりだ。Nasがこうラップしている。

…ignorant

I’m gonna show you how the facts go,

The biggest examples of scandal of history,

Were *onica *ewinski and **nald **ump ***ping spree,

Most women who love Givenchy or Gucci

Are …

(Nas/American Way feat.KELIS『Street’s Discipleより)

 

触れているのはここだけだが、現米大統領についてラップしている。“史上最大のスキャンダルの好例”との事だ。

もっと詳しく知りたければ、アルバムを買うなりレンタルするなりダウンロードするなりしてみればいいだろう。

個人的には、このアルバムはトラックよりもリリックに重点を置いている感じがした。

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